ガブッ!とかんで顎を育てる。楽しい休日クッキング♪

こんにちは!したら歯科医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
4月も中旬を過ぎ、そろそろ疲れがたまってきた方もいらっしゃるのではないでしょうか?診察台を倒したら、あっという間に眠ってしまうお子さんもいらっしゃいます。小さな体で頑張っているんだろうなぁ。
さて、今回は新学期の疲れがたまってきたお子さんや、おうちの方へ週末のんびりご飯のご提案です♪
現代の子どもの顎が小さくなっている理由
メニューのご紹介の前に、なぜ今、歯科医院が「かむこと」や「食育」を発信しているのか、少しだけお話しさせてください。
今のお子さんは、昔のお子さんに比べて「顎が小さく、歯が並びきらない」という傾向にあります。これは食生活の変化によって、日常的に「かむ回数」が激減していることが大きな原因です。
日本咀嚼学会のデータによると、戦前の日本人が1回の食事でかむ回数は約1,400回だったのに対して、現代人は約600回。なんと半分以下にまで減っていると言われています。
お食事にかける時間も、戦前が約22分だったのに対し、現代は約11分と、およそ半分に短縮されています。
顎の骨は、お肉や野菜を「前歯でかみ切る」「奥歯ですりつぶす」という刺激(負荷)を受けることで初めて横や前に向かって正しく成長します。かむ回数が減り、刺激が足りなくなると、顎の骨は十分に成長できないのです。
その結果、「歯が並ぶためのスペース(土台)」が足りなくなり、歯並びが悪くなっている大きな要因の1つになっています。
お子さんの矯正治療に取り組んでいる、あるいはこれから検討しているというご家庭も多いかと思います。マウスピースやワイヤーなど、さまざまな矯正装置がありますが、これらはすべて「日常の正しい食事」という土台があってこそ、その効果を最大限に発揮することができます。
日常の食事の中に、ちょっとした「かむ仕掛け」を作ってあげること。それが、将来のきれいな歯並びを根本から守るいちばんの予防につながります。
かむ仕掛けメニュー
日常の食事の中に、ちょっとした「かむ仕掛け」を作ってあげること。それが、将来のきれいな歯並びを根本から守るいちばんの予防につながります。
そこで今回は、新学期の疲れを吹き飛ばし、家族みんなでワイワイのんびり楽しめる「前歯でガブッとかむ!ホットプレートメニュー」を3つご紹介します!
実は、奥歯で噛むことと同じくらい、「前歯で引きちぎる・かみ切る」という動作が、顎の骨(特に前方の成長)を発達させるためにとても重要なんです。ぜひ週末の食卓に取り入れてみてくださいね。

準備もみんなで行えば楽しさ倍増ですね!
① 具だくさん!手作りタコス&トルティーヤパーティー
(一番上の写真のようなイメージです♪)
ホットプレートで薄いトルティーヤ(生地)を温めながら、お肉やレタス、トマト、チーズなど好きな具材を自分で巻いて食べるスタイルです。
「ガブッ」のポイント: レタスやトマトなどをあえて大きめにカットして挟むのがコツです。お口を大きく開けて、前歯で「ガブッ」とかみ切ることで、前歯の根元に心地よい刺激が伝わります。
食育のヒント: 子どもたちが自分で「何をどれくらい挟もうかな?」と選べる楽しさがあるので、少し苦手な野菜も「自分で作ったから!」と前向きに食べてくれる魔法のメニューです。
② お財布に優しく弾力アップ!ちくわの丸ごと豚肉巻き
1袋100円前後で買えて家計の強い味方である「ちくわ」は、独特の強い弾力(噛みごたえ)があるため、顎の発達に最高の食材です。
「ガブッ」のポイント: ちくわを丸ごと(または縦半分に長めにカットして)、薄切りの豚肉をくるくると巻きつけてホットプレートでジューシーに焼きます。薄切り肉でも、ちくわに巻きつけることで「前歯でギューッと噛みちぎる」必要が出てくるため、塊肉を買うよりずっと経済的に「ガブッ」を再現できます。
食育のヒント: ちくわの穴にアスパラやインゲン、チーズなどを差し込んでから肉を巻くと、断面も綺麗でさらに噛みごたえがアップします。甘辛い焼肉のタレなどで味付けすれば、ご飯が進む大人気おかずになりますよ。
③ 具材が主役!前歯でガブッと「大きめ野菜のソース焼きそば」
ホットプレート料理の定番・焼きそばですが、今回は「かむ回数」を増やすための特別仕様。キャベツやニンジン、お肉などの具材を、いつもの2〜3倍の大きさにカットして作ります。
「ガブッ」のポイント: 麺と一緒にツルツルと飲み込めてしまわないよう、キャベツはざく切り、ニンジンは大きめの短冊切り(少し歯ごたえが残る厚み)にします。お口を大きく開けて、前歯で野菜やお肉を「ガブッ」とかみ切りながら食べることで、自然と噛む回数が増え、顎への良い刺激になります。
食育のヒント: 「今日のは“あごを育てる焼きそば”だから、お野菜がいつもより大きいんだよ!」と声をかけてあげてください。お肉や麺の旨味を吸った大きなお野菜を前歯で噛みしめる楽しさを、ゲーム感覚で味わえます。
まとめ
週末は「ガブッと」食べて、お口も心もリフレッシュ!
新学期の緊張や疲れから、どうしても食欲が落ちたり、柔らかいものばかりを選んでしまいがちな4月後半。
ホットプレートを使ったお料理なら、準備も片付けも比較的ラクちんで、なにより食卓がイベントのように盛り上がります。「しっかり噛んでね!」と言わなくても、日常のメニューに「自然とガブッとなじむ仕掛け」を少しだけ用意してあげる。それが、お子さんの健やかな顎の成長を支える最高のプレゼントになります。
今週末はぜひ、ご家族で「ガブッと」美味しい時間を過ごしてみてくださいね。 診察室やMFTルーム(機能訓練室)で、お子さんたちから「週末にホットプレートやったよ!」というお話が聞けるのを、スタッフ一同楽しみにしています!
