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ドライマウス

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日中は暑い日が続いていますが、朝晩は過ごしやす医季節になりました。夏の疲れも残っているところに、急激に気温が下がったり、乾燥が進むことで体調を崩す方も多いかと思います。

湿度が低下したこの時期には、だ液の分泌量が減少しやすく口腔内の乾燥を招くことがあります。

・ドライマウス(口腔乾燥症)の症状

経度ではお口のネバネバ感、ヒリヒリとする痛み、むし歯や歯垢の増加、口臭が起こります。

重度になると、さらに唾液の分泌量が減り乾燥が進行するため、強い口臭、舌表面のひび割れ、痛みによる摂食障害、話すのが困難になるなどの症状が現れます。中には不眠になる方もいらっしゃいます。

・ドライマウスの原因

ドライマウスの原因は様々です。

加齢によるお口の周りの筋肉の衰えにより咀嚼回数が減少し唾液が減る場合もあれば、柔らかいものばかり食べるためよくかまない、舌を動かすことが少ないなどという運動機能の低下から起きるもの

口呼吸によるもの

精神的な緊張やストレスによる自立神経の乱れによるもの

服用中のお薬による副作用によるもの

糖尿病・甲状腺・貧血などの病気由来のもの

シェーグレン症候群などの唾液腺の異常を引き起こす疾患によるもの

・ドライマウスの治療方法

一般的な治療としては粘膜保護のために保湿剤を配合したジェルやスプレー、保湿力の高い洗口液(マウスウォッシュ)を使用します。

漢方薬を服用をおすすめすることもあります。

また、運動機能の低下や口呼吸が原因の場合、舌やお口を動かすトレーニングが効果的です。「あいうべ体操」や唾液腺のマッサージなどスタッフと一緒に練習してみましょう。

※シェーグレン症候群や唾液腺疾患などの器質的な問題がある場合は医科と連携して治療を行う必要があります。

・家庭でできること

唾液を多く出すために日ごろからお水や白湯、カフェインの入っていないお茶の摂取を心がけましょう。アルコールやカフェインの入った飲み物は唾液を減少させますので注意してください。

飴やガムなども唾液腺を刺激してくれます。(むし歯にならないよう、キシリトールのものがおすすめです)

テレビを見ながらや入浴中など、医院で練習したマッサージや体操をやってみましょう。

すっぱい食べ物は唾液を増やしてくれますが、ドライマウスの症状が進んでいて沁みることもあります。昆布だし(昆布茶)のうまみ成分でうがいする方法(東北大学 笹野 高嗣教授)は効果が持続しますのでおすすめです。(血圧の高い方は飲まない方が良いでしょう)

 

 

 

 

 

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